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計算機と文房具

公認会計士の資格

いくつもの段階を踏んで初めて資格を取れる公認会計士

公認会計士の資格は、一度試験にパスすれば取れるというものではなく、複数のプロセスを踏む必要があります。
まず、他の資格と同じように筆記試験をパスする必要がありますが、この試験には受験条件が設けられていませんので、誰でもチャレンジすることができます。
しかし、この試験に受かったからと言って公認会計士としての資格がもらえるわけではありません。

一次試験に合格したら、今度は実際の現場で業務補助などの実務経験を積む必要があります。
この期間は最低で2年間と定められていて、実務経験を積みながら資格取得に向けて努力することになります。
その後、最終的にもう一度修了試験を受けて合格すれば晴れて公認会計士としての資格を持ち、業務を行うことができるようになります。

難度が高い公認会計士の試験

公認会計士の一次試験は学歴などの条件がなく、誰でも受けられるというメリットがありますが、難度はかなり高めです。
平均で10パーセント以下となっていて、かなり合格率が低めとなっています。
出願者数は1万人前後が多く、多くの人が専門学校や通信講座などで長期間勉強している傾向が見られますが、それでも合格率が10パーセントというのはかなり低めの数字と言えるでしょう。

しかも、政府の方針として、今度公認会計士の合格者数を減らしたいという意向があり、これからさらに合格率が下がることが考えられます。
そのため、これから受験する人は、より難度が高くなるかもしれないということを念頭に置いて、できるだけ早く準備を進め受験することが勧められます。

試験は短答式の筆記試験と、論文式の試験となっています。
試験対策は比較的進んでいて、様々な対策テキストが出ていますし、専門学校などでかなり研究された傾向と対策が教えられますので、効率よく勉強できるというメリットがあります。

公認会計士を取ることの魅力

公認会計士は主に、大きな企業の監査をするという仕事をします。
こうした企業が法律に従って正しく会計処理をしているかをチェックするというもので、粉飾決算などをしていないかを監視するという大きな役目を担っています。

また、会計に関する高度な専門知識を持っていますので、会計コンサルティングをしたり、企業のM&Aなどを助ける業務をしたりするケースもあります。
もちろん、一般企業に勤めて、会計部門や財務部門で働くという道もあります。

このように、公認会計士の資格を持っていると、仕事先の選択肢が広くなりますし、専門スキルということで待遇も良いので大きなメリットがあります。
海外展開する企業を支援するために国際会計のスキルを身に着ける人もいて、活躍の場を世界にまで広げられるというのも魅力です。

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