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男性の後ろ姿

臨床検査技師の資格

養成課程のある学校を卒業する必要がある

臨床検査技師の資格を取るためには、基本的には一定の学歴を持っていないといけません。
大学などで臨床検査学科があるところを卒業して、必要な単位を取得していることが条件となります。
4年制の大学、3年制の短大、3年もしくは4年制の専門学校という選択肢がありますが、どれも臨床検査の養成課程を修了するというのが条件となります。

例外としては、医学部や薬学部、獣医学部などの学部を卒業している人でも大丈夫で、臨床検査の養成科目単位を取得していることが条件となります。
どちらにしても、医療関係の学校を卒業するという学歴に関する条件がありますので、まずはこの条件を満たすことが前提となります。

試験は年に一回のみとなっていて、臨床試験に関する科目がメインとなります。
臨床検査技師の就職では、資格取得見込みでもいいというケースが多いですが、この試験に落ちてしまうと内定の取り消しとなってしまうこともあるので、自分が合格レベルに達しているかを確実に見極めることが重要です。

合格率自体はそれほど低くない

臨床検査技師の試験の合格率は、例年60パーセント程度となっています。
こうして試験の合格率だけを見ると、それほど難度は高くないように感じられます。

しかし、実際には前述の通り、この分野でにおけるカリキュラムを修了した人だけが受ける試験ですし、試験内容もほぼ通常の養成課程の中で取り上げられるものですので、このくらいの合格率となるのは当然と言えるでしょう。
むしろ、普通に養成課程を受けていれば対策もできるので合格しやすいとも言えるので、気を抜かずしっかりと受験対策をすることが重要です。
学校ごとに臨床検査技師試験の合格率が分かることもありますので、合格しやすいところに進学するという手もあります。

臨床検査技師の資格を取るメリットとは?

臨床検査技師の仕事は、医師の指示のもと、血液や尿などの検体検査や、脳波や心電図などの生理学的検査を行うというものです。
そのため、多くの病院で臨床検査技師が必要となりますし、福祉関連施設や検査センターなどでの仕事もあります。
また、保健所などに勤めて公務員として働くという道もあり、いろいろな就職先の選択肢があるのが特徴です。

国の方針もあって健診に非常に力が入れられていますので、臨床検査技師の仕事は安定してあり、常に忙しい現場となっています。
フルタイムの仕事はもちろんのこと、パートタイマーやアルバイト、単発の仕事などもありますので、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができるというメリットもあります。
収入は専門職としては平均的な水準ですが、安定した仕事がありますので安心して仕事を続けられるというのが強みです。

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