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保育園の工作の時間

保健師の資格

健康をサポートする

保育士や看護師などは、私たちの生活に関わりが深いので、仕事の内容もある程度理解できますが、保健師というとどのような事を行っているのか?わからないという人も少なくありません。
保健師はどういう仕事を行うのかというと、病気になるリスクを低くし、心身共に健康な状態で円滑な生活ができるようにするというのが、保健師の仕事です。

病気というと医師や看護師が思い浮かびますが、医師、看護師は怪我や病気の治療を行います。
保健師は病気を予防する手段や健康増進のために必要な事等を伝える役割があります。

健康診断などを行い病気を早期発見する、未病の段階で病気になるリスクをつんでおく、食事指導など行い病気になるリスクを減らすための生活指導を行うなどが保健師の役割です。
またもしかしたら大きな病気なのかもしれない、うちの子は近くの同じ月齢の子よりも遅れているように感じるなど、健康相談にも乗ってくれます。

通常知らない健康に関する知識を多くの方々に広げていき、その中から必要な場合、医療機関への受診を勧めるなど、常に病気にならないための管理を行う、病気になった場合の相談に乗るという立場にいる必要があります。
異学の知識、また健康に対する知識、さらにコミュニケーションも必要になるので、知識、技術のほか、得なければならないものがたくさんあります。

雇用はあるのか

保健師としての雇用先は、例えば地域の保健所、市役所等行政機関で働く、行政保健師という働き方があります。

また企業などでも健康管理という事に重点を置く場合、企業内医務室に保健師を置くこともありますし、健康相談窓口としての雇用もあり、この場合、産業保健師といいます。

更に学校で子供たちの健康管理などを行う用語教諭としての立場で働く、学校保健師もあります。

合格率が高い

保健師の試験は国家試験です。
例年、2月に行われています。

試験地は北海道をはじめとした11都市です。
受験資格は、文部科学大臣指定の学校で1年以上保健師になるために必要な学科を修了し卒業した、また卒業見込みのものです。

試験科目は公衆衛生看護学、疫学、保健統計学、保健医療福祉行政論です。
合格発表は3月に行われます。

合格率は90%弱という数字です。
受験費用は5,400円です。

保健師の資格は合格率が90%弱と高く、学校でしっかり必須学科を修了し、しっかり勉強すれば取得できます。
しかし実際に保健師になってから!が、大変です。

健康管理や未病のうちに病院へ行くように指導する等、人の健康に大きく係る事にもなりますので、専門的知識をもって相手の方に理解してもらえるよう、配慮する事も必要です。
対人の仕事となりますので、コミュニケーション能力も持っておくべきです。

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