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産業カウンセラーの資格

産業カウンセラーとはどういう資格なのか

産業カウンセラーというのは働く人たちを心理学的手法を用い、サポート、支援する仕事です。
働く人たちが自らの力をもって問題を解決できるように援助する業務です。

最近は精神科に通院されている方も多くなっていますし、うつ病などは社会的にも大きな問題となり、現代病の一つとされることもあります。

メンタルヘルス対策をとっている企業もありますが、まだ対策が十分ではないという企業も多く、こうした中で産業カウンセラーは、メンタルヘルス対策への援助、人間関係開発への援助、キャリア開発への援助という三つの仕事を基本として行っています。

日本には心理的な職業について国家資格が存在しないのですが、民間については多くの資格があります。

産業カウンセラーは、その心理的な資格の中にあって非常に知名度の高い資格であり、民間資格の中でも非常に注目されている資格です。

この資格は成年に達していることで学歴不問で参加できますし、産業カウンセラー養成講座を受講することによって4年制大学を卒業していなくても最短、半年で受験資格を得ることができます。

実技試験の3年間免除制度とは

免除制度、代替え制度などが用意されているということも、産業カウンセラーの大きな特徴といっていいでしょう。

産業カウンセラーの養成講座において、受講者同士がミニカウンセリングなどの模擬演習を行い、その能力が一定の水準以上と判断されれば、受講した年度、その翌年、さらにその翌年、本試験実技試験が免除されます。

また最近は産業カウンセラー養成通信講座も誕生し、養成講座に通う事が出来ないという場合にも、理論科目についてはテキスト添削問題により提出し演習科目は課題レポートの提出と12日間の演習出席で受験資格が得られます。

産業カウンセラーの試験概要とは

産業カウンセラーの試験については学科試験、実技試験共に1月に行われています。
受験資格は成年に達し協会が行う産業カウンセリングの学識、技能を習得するための口座を修了しているもの、大学研究科において心理学、心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの専攻、修了者であり各種必要科目について1科目を2単位以内として10科目以上、20単位を取得していることが必要です。

この科目郡については産業カウンセラーの試験を行っている一般社団法人日本産業カウンセラー協会のホームページに記載されています。

試験はマークシート方式による出題が40問程度、カウンセリングの基本的事例についての対応能力、傾聴の技法の対話分析能力を問う試験もマークシート方式で20問出題されます。

学科試験の実施以降、各試験会場で実技試験が行われます。
この実技試験はロールプレイ、つまりミニカウンセリング、プラス口述試験からなっており、20分程度行われます。

日程や試験概要、また試験地などについて変更されることもあるので、必ずホームページを確認して手続きなど不備がないように試験に挑みましょう。

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