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IT

情報処理技術者試験の資格

キャリアアップが望める

情報処理技術者試験は経済産業省が行っている国家試験で、情報処理技術者としての知識と技能が一定水準以上であることを証明、認定する試験です。
この試験は特定の製品やソフトに対し、専門的知識を持っていることを認定するものではなく、情報技術の原理、基礎などの知識と技能を幅広く保有していることを評価するものです。

この試験に合格するという事は、アルゴリズムやプログラミング、ネットワークなどのIT技術や情報システム、システム結合、導入などのシステム開発、さらにIT導入の際の情報セキュリティ技能などを備えていることの証明となり、ビジネスにおいて、キャリアアップが望めるとともに、企業はこうした人材を得ることで大きな力を得ることになります。

非常に質の高い試験問題となっていることもITに対する知識を深めていくためにメリットとなります。
この試験はIT現場の第一線で活躍されているプロ、また大学などの専門家等400名にもなる試験委員が問題を作成しています。

そのため、この試験はより実践的であり、現代のIT手法を理解する事が必要となる試験となっています。
こうした質の高い試験を受けることで、自己のスキルアップにつながるほか、能力レベルをぐっと向上させることが可能となるのです。

情報処理技術者試験には区分がある

情報処理技術者試験は、レベル別に区分されてます。
レベル4の高度試験はさらに9つに分けられています。

TIパスポート試験は随時行われています。
基本情報処理技術者試験、応用情報技術者試験は春と秋に実施です。

高度試験、レベル4となる9つの分野は、ITストラテジスト試験をはじめとして、システムアーキテクト試験、ITサービスマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験が秋の実施です。
プロジェクトマネージャ試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、システム監査技術者試験が実施されるのは春、情報セキュリティスペシャリスト試験は春と秋に実施されています。

春は例年4月の第3日曜日、秋は例年10月の第3日曜日です。
受験手数料は全試験区分において、税込で5700円となっています。

合格率はどの程度なのか

合格率に関してはレベル、区分によって大きく違いがあります。
例えばITパスポートの場合、社会人は55%程度、学生は30%程度が合格となっています。

これを見ると、実務経験が高い方がより合格基準に達しているという事が理解できます。
情報処理全体を通してみると、ITパスポートが入口になると考えていくといいでしょう。

基本情報技術者試験の場合、合格率は社会人26%、学生25%となっており、学生、社会人に変わりない合格率といえます。
実務経験の必要性が高くない試験と考えていいでしょう。

応用情報技術者試験の場合、社会人が21%、学生が26%弱という数字なので、学生の方の合格率が高いという事がわかります。
いずれも、しっかり勉強し基礎を理解しておかないと高度になればなるほど合格しにくくなります。

一つずつしっかりとレベルアップしていくことが求められます。

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