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土地家屋調査士の資格

土地家屋調査士は学歴などの条件がない

不動産に関する資格の中でも難度が高く、メリットも大きいのがこの土地家屋調査士です。
そのため、毎年チャレンジする人も多くたくさんの対策テキストや、通信講座によるクラスなども実施されています。

土地家屋調査士の受験に当たっては、学歴などの条件がありませんので敷居が低く、気軽にチャレンジできるというメリットがあります。
一日で行われる試験は大きく二つに分かれていて、午前の部では作図や測量に関する実務的な問題が出され、午後には不動産登記法や民法などの法律に関する問題が出されます。
この試験に合格すれば登録ができることになっていますので、すぐに土地家屋調査士としての業務を始めることができます。

しかし、実際には実務的な面でのノウハウを覚えることや、細かな作業の仕方などを覚えることが必要になるため、事務所で修業を積むというのが一般的です。
その後一人前の土地家屋調査士としてキャリアアップしたり、個人事務所を開設したりできるようになります。

合格率は低く難度が高めの土地家屋調査士

土地家屋調査士は、受験資格こそ制限が少なく気軽に受けられますが、難度はかなり高めです。
例年合格率が5パーセントから6パーセント程度となっていて、年によっては3パーセントくらいに落ち込むこともあります。
問題は選択式となっていますが、その選択がかなり細かい点を見るようになっていますので、単に重要事項を暗記するだけでなく、しっかりと法律などを理解していないと難しいものがあります。

試験の午前の部の測量などについての課目は、測量士や測量士補の資格を持っていれば免除されることになっています。
二つの試験の難度を比べると測量士補の資格を取った方が楽ですので、効率よく資格を取るためにも、まずは測量士補の資格を取って免除の権利を取ってから土地家屋調査士にチャレンジするケースが多くなっています。
ちょっと手間のように見えるかもしれませんが、勉強量も減りますので実際にはより効率が良いとも言えるでしょう。

土地家屋調査士を取ることの魅力

土地家屋調査士の仕事は、土地や建物の測量を行い登記をするというものです。
相続や境界に関する紛争などが生じた時に、正確に不動産を調査して報告書をまとめるなどの仕事もあって、業務の範囲は広いと言えるでしょう。
それだけ仕事量が多いので、安定した仕事を確保できるという魅力があります。

土地家屋調査事務所に勤務したり、不動産会社に勤めたりと、就職先にはバリエーションがあります。
また、客を確保できるようになれば、自分で事務所を開設して独立することもできるので将来に向けて頑張るモチベーションを保てます。
一般的な事務所勤めの給料は年収で400万円から600万円くらいと平均的ですが、独立開業することで収入を増やせるケースも多いので、収入アップも狙えるというメリットがあります。

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