1. >
  2. >
  3. 建築士の資格
白い家

建築士の資格

建築士は建築のプロ資格

建築士は1級建築士、2級建築士、さらに木造建築士の資格があり、この資格を利用し建築物の設計や工事の施工管理などを行う建築の専門家、技術者です。
一般住宅から店舗、また超高層ビルなどの幅広い建築物に対応できる設計技術、また工事管理が必要となるので、深い建築知識と感性、また情報にも精通しておかなければなりません。

建築事務所に就職する事が多いのですが、ここで修業を積み独立される方も多いです。
独立する場合、人脈も必要となりますし、営業力、また工事におけるセンスなども必要です。

建築物の設計、さらに実際に工事が図面通りに遂行されているかを確認する工事管理の業務がありますので、人と接する機会も非常に多く、コミュニケーション能力も重要です。

建築士試験は難しい

建築士の試験はいずれも難しいと考えておく方がいいでしょう。
合格率を見てみると、1級が13%弱、2級が21%前後、木造で28%弱位です。

2級建築士、木造建築士は国土交通大臣指定の建築に関する科目を修了し卒業後、所定の実務経験を得る、また建築実務の経験が7年以上、建築設備士の有資格者が試験を受ける事が出来ます。

1級建築士の受験資格は2級建築士として建設実務に通算で4年以上経験したものや建築設備士として実務経験を4年以上持っているもの、国道交通大臣指定の建築に関する指定科目を修了し卒業したのちに所定の実務経験を得たものが受験する事が出来ます。

1級建築士の学科試験は選択法式125問を6時間30分、さらに設計製図の試験が1課題、6時間30分で行われます。
この設計製図試験は事前の工事課題によって行われます。

2級建築士と黙想建築士の学科試験は選択法式100問を6時間、さらに設計製図1課題を5時間で行います。
設計製図は事前の公示課題によって行われます。

1級建築士の合格基準は学科が125点満点中87点から97点以上の正答が必要、設計製図は1級建築士として備えておくべき建築物の設計に必要である基本的な知識、また総括的な知識を保有していれば合格となります。
2級建築士は学科100点満点中、58点から60点以上の正答が必要で、設計製図については、2級建築士として建築物の設計基礎知識を持っていること、また総括的知識と総括的な技術を持っていることが認められれば合格です。

木造建築士の学科は100点満点中、60点以上の正答が必要となり、設計製図に関しては、木造建築士として備えておくべき建築物の設計の基本的な知識、また総括的な知識と技術を有していることが認められれば合格です。
試験は例年1級建築士学科が7月下旬、設計製図が10月中旬、2級建築士の学科が7月上旬、設計製図が9月下旬、木造建築士の学科が7月下旬、設計製図が10月中旬ごろとなっています。

受験地は全国47都道府県の各地の会場となります。
費用は1級建築士で19,700円、二級建築士・木造建築士で16,900円です。

専門的知識をしっかり持っていないと合格できない

建築、設計、製図などについて基本的、また総括的な知識、技術を持っていること、また工事を管理する能力が必要となる資格なので、しっかりと専門的知識を保有し、幅広い学習が必要となります。

人が暮らす安全の住まいを作る仕事となるので、責任をもってしっかりと勉強し技術、知識を身に着けることが求められます。

    © 2016 - 2024 資格研究所 All Rights Reserved. | サイトマップ